今の時代の指導者

指導者と言ってもプーチンやトランプのことではなくて、勤め先のトップとかをイメージして書きたいことがある。

 

いろんな経営者がいるんだろうけど、ワクチン未接種を公表している人を知らない。あ、タマホームだっけ、一時期話題になったけれどもその後どうなったか知らない。

 

自分の勤め先についていえば、社長は金融機関から来ているけど嬉しそうに3回目を早めに打てたと話していた。それなりに優秀な人で、特に会議の最後のまとめ方はうまい。だから頭は良いのだろうと思うけれどもこの会社はダメだろうなと思った。トップの器というか力量は、それより下の人多臂の行動パターンを決めてしまうから重要というか死活的でしょ。この会社ではもう、ワクチンを疑うことは許されない。

 

で、どういうことが起きるかというと職域接種を熱心にやる。申し込みが同業他社より早かったとか言って人事部長が誉められる。嬉しそうである。そうか、よくやった、と。世も末だ。

 

以前にも書いたが、自分はあえて意を唱えた。ファイザーのワクチン効能書きが厚労省のサイトで見られますが、肥大るえに「劇薬」と書いてあります。こんなものを社員みんなに打てというんですか?と。穏やかに言ったつもりだったが、副社長から一喝された。馬鹿なこと言うんじゃない、これは国策だから企業が協力するのは当たり前だ、と。社長はその横で、早々、と言う感じで何も言わなかった。

 

でも知ってる。社員の9割が接種したけど密かに忌避してじーっと隠れている1割がいることを。この1割は、救いだと思う。これだけ煽られても乗せられていない。見どころのある連中なんだと思う。もちろん自分も未接種のまま。

 

不思議なのは、この9割の人たちはどう言う思考回路をしているのかと言うことだ。社長副社長を含めて。

 

50年も60年も生きてきて、ワクチンひとつ疑うことができない。これってどうですか。

 

彼らは何をやってきたのだろう。てか知ってる。ずーっとサラリーマンで。上司の言うこと、お上の言うことに忠実に従ってきたんだ。それが習い性になっているんだ。

 

そう言うところから、今の時代の指導者は出て来ないだろうと確信する。大企業が根本的にダメなのは、通説を疑うリーダーを輩出できないメカニズムを内包しているからだろう。これって経営学上の大問題ではないのか。