21世紀の515事件

安倍暗殺は謎が深い、と思っていたが、かなりいろんな情報を見て、頭の中に浮かんだのは「これは現代の515事件かも知れない」という仮説だ。まだ全くの仮説段階だが記しておこうと思う。

 

私たちは権力というものが一枚岩だと思っている。そういうイメージがある。政治家が支持を出せば官僚は従うと思っている。そういうイメージがある。でも515事件や226事件は起きた。あれは、官僚(軍人も官僚だ)が政治に対して起こした反乱だ。そういうこともあるのだ。企業に勤めていれば大抵の経営者がバカで無能でどうしようもないことを社員はみんな知っている。しかし表立っては反乱できないので昔は組合を通して交渉した。今はそういう形が崩れてしまってバカと無能の制御が効かない。

 

行政機関の中も同じではないのか、というのが仮説の出発点。政治家が官僚から尊敬されたり慕われたりしている訳がない。純粋日本人は官僚組織の中で政治家の理不尽に耐えながらタイミングを模索していた、そう考えてみよう。

 

政権政党改憲を加速させるために安倍襲撃という茶番を考案した。安倍は撃たれて血飛沫を上げる(血糊のチューブが右腕に装着されていたことを示す画像が出回っている)。SPは公務員であり政権の意向には逆らえない。茶番に協力することを求められていた。安倍は撃たれて血まみれになったフリをして親族が経営する近所の病院に担ぎ込まれ、しばらくしてから復帰する。犯人は自衛隊出身だという履歴が強調され防衛予算は削られる。敵国にとって侵略しやすい状況が作られる。

 

ところが政治主導で連れてこられた犯人役は、扱いやすかったのだろう洗脳の被害者だった。これを利用しない手はない。官僚側は搬送中の安倍を予定の搬送先から奈良県立医大病院に変更し、何らかの手段で本当に殺害してしまった。シナリオはここから崩れ始める。犯人の供述は警察からリークされる。統一教会絡みだ、本当に犯人が言っているのかはわからないが素性は調査済みだ。メディアは懸命に宗教団体の固有名詞を隠し続けたが限界はある。ついに統一教会の名前が世に出た。このことによりメリットを最も受ける集団があるとすれば、今まで訳のわからない指示で翻弄されてきた心ある官僚がそれではないか。宗教勢力からの影響力が一掃ないし緩和されれば、多少なりとも日本はまともな姿に戻る、と考えて実行する集団があるとすれば、それも心ある官僚たちではないか。

 

現場検証にも警察は非協力的だ。現場に証拠などないからだろう。形だけやっている。ブリンケンやイエレンが慌てて飛んできたのも、なぜ計画がうまくいかなかったのか、確認しにきたのではないか。米英では政治の指示は手下により着実に実行される。その構図が日本で崩れた。

 

トランプも怪しくなってきたが、それを担いでいるのが愛国的な軍人の集団だとすればそこは信用しても良い気がする。アメリカでも515事件が起きているのだ。プーチンは元々KGBだから愛国的官僚だ。

 

今起きている世界的な変化は、実は地球規模の515事件かも知れない。その推進者たちは日本の515事件や226事件から学んでいる。資本主義がもたらす貧困を解決せんと立ち上がった中堅官僚(軍人)たちを国賊と認定し処罰を決めたのは決起軍が最後の信頼を寄せていた昭和天皇その人だった。この時、彼らは世界の権力構造に目覚めたのかも知れない。