こうした世界観から、メタバースの運営に関して一定の法則というか展開方法を想像することができると思っています。

 

人類が「意識」を獲得したのは3千年前だとジュリアン・ジェインズが書いている。イリアスオデュッセイアを読め、登場人物は神と直接会話しているぞと。その時の人間に意識はありません。行動規範や行動指示は右脳に向かって神から直接やってくる。それに従って動くだけ、ということは他の動物や植物とほとんど変わらない存在でした。

 

ところがある日突然、人間には意識が生じる。意識とは自ら考える能力ということです。その代わり、神からの直接指示は無くなっていった。これには個体差があって、神事を司る巫女や霊能者などには神からの直接指示が来ていたとも考えられる。現代社会でもお筆先などと言われる現象が確かにあります。こっくりさんなんかもそうかもしれない。チャネラーという人たちも馬鹿にしてはいけないと思います。でも少数だ。そしてそのような人々は多くの場合、統合失調症として処理されてしまうのが現代社会だとジェインズは書いています。

 

自ら考えて社会を発展させメタバース創出に至る、というのが一つの社会モデルだろうと推察されます。つまりこの世は、次々に下位次元の世界を作り出す連鎖構造、フラクタル構造が本質だろうと思われるのです。

 

自ら考え始めた人類は、確かに科学技術を進歩させたけれども社会統治の面では大きく道を踏み外している、というのが地球の現状でしょう。だから技術に見合った精神性を取り戻すことができるかどうかが存亡の岐路だと考えられるわけです。

 

プーチンの戦いも、そうしたでっかいパースペクティブの中で捉えればいかに意味あることかが理解されると思います。

 

一説によれば、もう勝敗はついていて、闇側はいなくなることが決まっている。後は、残された我々大衆がメタバースを運営しうる精神性に到達できるかどうかだけが問われているということです。

 

以上の話に根拠はありません。

 

自分が体験したマンデラエフェクトからこの世で起きている現象を可能な限り論理的に理解しようとして整理した内容に過ぎないからです。

 

従って、今後の展開次第では大きく修正する可能性があることをお断りしておきます。