そういう意味で、考えに考えて現実的だと思う見立てが、ちょっと前に書いた通り石油・医療・金融利権と原子力・金融利権とのせめぎ合いがデイビッド・ロックフェラーの死去で本格化した、その合間を縫って中共が白人社会の破壊を進めているのではないかという仮説である。宇宙人とか光側とかの仮説抜きで考えると、どうもそうなのではないかなあという粗い直観に過ぎないんだけど。

 

そんな中で、最近急速に存在感を失っていった国々があると思う。例えばイスラエル。そして韓国、シンガポール

 

イスラエルユダヤの国だと思っていた。ユダヤ人は世界の裏で暗躍する悪い民族だというイメージがあった。金融とメディアを支配している人種といえばまずユダヤ人であるということになっている。だからDSの中核かもという想像が成り立つが、その割にイスラエルはワクチン接種の先行国家になり大幅にコロナ感染も増やしている。死亡者も多数出ている。

 

韓国は勢いがなくなった。米軍が撤退する可能性も出てきた。なぜだろう?これまでのように日本をさまざまな理由で攻撃することも無くなってきた。それ以上に重大な情勢変化が進んでいると見て良いのではないだろうか。一つの可能性は、南北統一が現実味を帯びてきたことかもしれない。それも、北の主導で行われる。ということは、中国が韓国を見放したということだ。

 

逆に存在感が出たのがまずはミャンマー、そしてアフガニスタン、そして今のカザフスタンだ。ミャンマーでは英国の息がかかったスーチーが影響力を削がれ、欧米リベラル系からは憂慮の声が上がった。一方でスーチーとそれにつながる勢力は同国の麻薬利権を抑えており、その資金源が立たれたという見立てもある。いずれにせよ、欧州系の退潮と中国系の伸張だ。

 

アフガニスタンは1970年代にソ連を破り、2020年代になってアメリカを追い出した。となるとここも中国の後押しがあるのではなかろうか。

 

カザフは原因はよくわからない(物価高騰への反発と説明されているがまさか)が不穏な情勢にある。おそらく政権交代になるだろう。ロシアと親密な国というイメージはあるがユーラシアのど真ん中であり中国がこの国の地政学的特異性を理解していないわけがない。

 

あれこれ考えていくとどうも欧州から米国へと流れてきた世界覇権が中国に移る過程が現在だという大きな認識が成り立つような気がしてならない。ネット上ではDSにやられっぱなしのようでいて次々とDS勢力を削いでいくトランプ流の戦い方は孫子の兵法そのものだというコメントを書いている人もいるが、それなら本家は中国である。

 

ま、いずれにせよこの世は幻だが。