歴史の改変

タルタリアとかマッドフラッドといった新説?の面白さは既にネット上では拡散しているが、ことの本質は「歴史すら捏造される」と言う考え方を容認するかどうかという点だと思う。それを信じるか信じないかが分岐点。で、自分はいつもの通り「ありうるだろう」と受け止めています。

 

例えば飛鳥時代以降の日本人はつい80年前まで神武天皇の建国以来万世一系天皇家を戴いて日本国はあったと信じていたわけだが中国の史書には倭の五王とか全く違った記述があり、日本書紀古事記の記述がある意味で「捏造」であることはわかる人にはわかっていたはず。

 

その中国も初の統一は秦の始皇帝とされているが有名な焚書坑儒があったこともありそれ以前の歴史は確認しようがなくなった。同じように明治政府は江戸時代を専制的で真っ暗闇だったと教育したが実際には豊かな都市文化、地方文化があったことは周知の通り。

 

GHQ軍国主義を復活させないという方針か大量の発禁処分を実施して戦前の歴史や思想はなかなかわからない状況になってしまった。歴史は常にときどきの権力者の都合によって改変されると言うのは事実としてある。

 

国の歴史だけではないですね。会社の歴史も個人の歴史も都合の良いように作られ、語られ、闇の部分は意図的に忘却していく。大財閥と言われる企業グループの創始者が明治時代に海外への人身売買に加担して富を蓄積したなんていう暴露本もある。戦国大名は誰もが下賎な生まれだったが(武士とはそう言うもの)天下取りが近づいた連中から実は源氏の末裔でと言うような家系図の捏造に勤しんだという。徳川家康然り。

 

だから歴史の捏造自体は常にある、と言うかそれが当たり前なんだけれどもタルタリアが史上最大の帝国というならそれを記録した「他国の」歴史書があるだろう、とも思うのです。マッドフラッドで全世界の近代都市が泥に埋まったというならそれを記録した「他国の」歴史があると思うんです。また、政治権力がいくら真実の歴史を抹殺したとしても民間伝承で本当のところが伝わり続けているのではないかとも思うのです。

 

ここをどう捉えるかが繰り返しになりますが分岐点。

 

自分はタルタリアもマッドフラッドもあっておかしくないと考えているが、その理由は、それ以降に出現した人類の相当数がバイオロボだから民間伝承が途切れているのではないかという疑いがあるからです。

 

飛びすぎかな??