トランプ氏は一般的には専制的で人のいうことを聞かない、環境問題にも関心がない、汚職もしているダメな大統領、民主主義の敵、暴動も引き起こしたということになっている。メインストリームでディアのみを情報源としている人の認識はこんなもんだろう。

 

ネット情報を重視している人の間では真逆のイメージがあるようだ。バイデンは不正選挙で当選した、民主党は中国と繋がってアメリカを共産化しようとしている。その裏には世界征服を企む悪の集団がいる。トランプはそれらに対抗する自国主義のリーダーであると。悪い連中は子供を誘拐して焼いて食べているがトランプは秘密トンネルを爆破して誘拐された子供たちをどんどん助けているのだと。

 

こうして書いてみるとどっちもどっちという気はするが、米民主党政権がワクチン接種を国民に強制しようとしていることだけは確かだ。これに対してトランプ氏はどう言っているかというと、早く3回目接種をしろと。ここだけは両陣営一致しているのである。

 

ネット情報を重視する層の中でもこの点は不思議だ、何故トランプ氏はワクチンを推奨するのだと疑問の声がずーっと上がっている。

 

あるサイトの意見によれば、主義主張の違いに関わらず、世界の支配層は何らかの理由で人口の削減が必要であるという共通認識を持っているのだという。その理由は一般庶民には知ることのできあいもので、想像するなら地球の寒冷化とかではないかと。温暖化ではなくて?要するに食料が取れなくなるということね。

 

また別の意見では、トランプ氏はわざとワクチン推進派のふりをして、一般大衆が自分のようなカリスマの意見にすら反対する自主性を発揮することを待っているのだと。

 

謎である。

 

自分にその理由背景がわかるはずもないが、このままいけばトランプ氏はフェードアウトせざるを得ないだろう。というかこれは一つの撤退戦略なのではないかという気がする。

 

新しい時代のリーダーは別のところから出てくるのではないか。あるいはパンデミック後の世界はリーダー不在、残った人々それぞれの主体性で動く形に移行していくのではないか。強いリーダーを嫌う、日本型に近い世界像が見えてくるのかもしれない。