いま世界は表面的には戦争もなく平和だし、日本社会も普段と変わったようには見えない。けれども大きな変化が訪れていることは確かだ。

 

世界レベルでは旧支配者層が怪しげな病気の噂を広め、これまた怪しげなワクチンを全国民に打たせようとする試みが続いている。亡くなる人も多く出るような危険なこの注射をいかに回避してサバイバルするかは重要な問題だ。

 

一方でマンデラエフェクトが多発し、イーロンマスクなど影響力の強い人の発言もあってこの世がデータであることが広く知られるようになってきた。いずれ自分達も下位の小宇宙を作るんだろうなと考え始めた人が増えている。自分もその一人だ。

 

と同時にマッドフラッドとかフラットアースとか巨人との共生とかタルタリアとか、驚愕の歴史理解、地理理解も拡散してきた。どらが正しいとかわからないが(そもそも歴史は変わる。世界線が移動するんだから)地上の歴史はかなり歪曲されたな、という感触は広く共有されてもきている。

 

その上で、これは地政学レベルというか政治レベルの話になるが、どうもやはり500年続いてきた西欧社会モデルが優位性を失い滅びつつある。代わって勢いを得たというか着実に成果を出しているのが中露だ。この動きは重要だと思う。

 

西欧社会モデルの特徴は植民地主義全体主義にあると思う。植民地主義とは、他所から搾り上げて自分達だけが贅沢をする。そのためには手段を選ばないという考え方。全体主義とは一部の人間群が全体を制御する、操作することをよしとする考え方だ。

 

なんだそれは中露ではないかと言われそうだがまあ聞いてくれ。今回の恒大集団の破綻処理を見ていて中国は厳しい資本主義だと自分は認識した。不動産バブルを中国政府は産んでいない。そうなったのは強欲な投資家と経営能力のない企業だ。だから公的資金を突っ込んで救済することはしなかった。その代わり、民間不動産市場に多く存在する企業群にリスクをある程度分散する形でのソフトランディングを進めている。これは素晴らしいやり方だ。

 

日本は長銀日債銀の破綻処理、メガバンクの経営危機に公的資金を突っ込んで焦げつき、財政破綻と長期デフレの引き金を引いた。米国政府はリーマンショック時に日本の真似をして同じく財政破綻と産業衰退を招いた。なぜ金融機関を助けたかと言えば政府と金融機関が仲間だからとしか言いようがない。人事交流もあるし。中国はそれをしなかった。リスクは資本家と経営者に取らせるという立派な資本主義国家経営だと言える。

 

中国は全体主義だが権力構造は透明化されている。だから誰かが習近平の後ろにいるということはない。欧米の場合はそこが違う。誰かが元首の後ろにいる。選挙も防いで乗り切る。つまり見てくれは立派だが裏表がひどいという意味で、不透明な全体主義がそこにある。

 

今回のワクチンで、それが透けて見えてしまった。だから西欧諸国では政府に対する信頼が低下している。中露は、政府はそこそこ悪いとみんな分かった上で行動できる。