電車を借り切って殺人未遂とか放火まがいの事象を起こして逃げ惑う乗客に扮してそれを動画にしっかり収めるというような活動を行うには、鉄道会社と、警察と、乗客を演じる多くの人間と、それを撮影するメディア関係者の一致協力した動きが成立しなければならないですね。

 

それをわかっていて、今回の事案はフェイクだと断ずるネット上の指摘が多いことに驚きます。まさに「まさか!」と言ったところですが、何回も書いているように自分はその指摘を否定しないです。世の中は本当に驚くべきことが起きる、と知っているから。

 

自分が驚くのは別の観点で、よくもまあこんなに何十人も関わったフェイクで、誰からも「あれはヤラセでした」という情報漏洩がない状態を保てるもんだなあというところ。これは、多少なりとも集団の運営に関わった経験のある人なら共感してもらえるのではないでしょうか。情報統制は本当に難しい。変なことをすれば必ずバレる。

 

バレないのは、関係者が極端に少ないか、あるいはものすごいお叱りが待っているか、あるいは・・・関係者全員が信者というか統一脳である場合・・・これは自分は経験ないんだけどかつてのカルト宗教の事件などを参考にするとありうるんではないかと思っている次第。つまり、関係者はそれを悪いことだとは思っていない。正義のために行っていて、それを口外することは決してやってはいけないと強く自ら信じているケースもありうるのだ、と。

 

これもネットをよく見ている人ならわかると思いますが、テレビで街頭インタビューされている一般人てほとんど同じ人ばかり。今回の電車の事件も一人一人の顔を確認していくと、これまで街頭インタビューに出てきた人が多いということで、まあそういう「一座」があることは容易に想像できる。この人たちクライシスアクターという群れで、海外でも似たようなことをやっている人々がいるらしい。

 

さらには有名人(貴人を含む)関係のフェイクニュース画像や動画を作成する場合にもこういう人たちが動員されてそれらしく振る舞うことになっているようで、例えば眼鏡で痩せたバッジなしのSPとか現実ではありえない人物の姿が報道写真として流布することもあると。

 

劇団なんですかね。アマチュア劇団だとすれば、普段はアルバイトとかで生活しているのだろうか。お互いに、世間に嘘を撒き散らすための演技を繰り返していることは承知の上での集まりなんでしょうね。てか、世の中をよくするためにやっているんだと信じている人々の集まりではないかともここでは推測したりしているわけで。

 

しかし今回の事件で一番驚いたのは、鉄道会社も関わるんだあ。。。ということ。社内では誰がどこまで知っていたのかものすごく興味ある。