歴史は書き換えられる。

 

これまで知ったところによればそれは二通りある。

 

一つは公式な歴史は作られる、あるいは改竄されるということ。例えば戦前は真っ暗だった、というような。家制度、封建主義、軍国主義、女性の自由がなかった、財閥が威張っていて庶民は貧乏だった云々。例えば文明開化。江戸時代は真っ暗だった説。

 

新しく天下をとった連中が前の時代を貶めるような歴史を作りたがることは理解できる。だからこれは仕方がない。しかし庶民レベルで伝承される歴史もあり、それを伝え聞く子供や孫は真実の一端に触れることができる。自分の祖父母は明治20〜40年代生まれだった。大正時代、昭和戦前がいかに楽しく豊かな時代であったかを直接聞いた。だから複眼的になれる。高度成長期以降は核家族化が進んだから昭和40年代以降に生まれた人たちはおそらく公的な歴史しか知らないだろう。

 

もう一つは、世界線の移動で真実の歴史そのものが変化してしまうことだ。何度も書いたが戦艦大和は最初の出陣で沈没したと習っていたが、今の世界線では何度も出撃していたことになっている。米本土は攻撃されたことがないと習っていたが、今の世界線では日本が空襲したことになっている。世界線の移動は、おそらく庶民の記憶連鎖も総入れ替えさせられていることだろう。

 

そう。

 

何があっても驚かない。

 

タルタリアのことだって、もう驚かない。

 

ふと思い出したのだが、アメリカに危機管理庁というのがある。そこの組織目的について、国民を何があっても冷静に行動できるように教育?するというのがあるそうだ。災害が起きたときに最も避けたいのがパニックの発生。それを防ぐ、と。

 

自分について考えると、この1年間でかなり、そんな教育効果が出ているような気がする。歴史が改竄されていたと知ったって驚かないし、結婚する皇族が偽物だということになったって、別に驚かないと思う。これ、FEMAがオペレーションしてるのかな。