正直なところ、今現在でも新型コロナは自分にとって恐怖の存在ではない。

 

武漢の動画は強烈だったが、それ以後、どの国からも同じような動画は上がってきていない。

 

自分の周囲にPCR陽性の人が何人か出るには出たが、重篤になった人を知らない。親戚関係、会社関係、取引先関係、学校や地域のつながり、全て足し合わせて自分の「周りの人たち」と言えるのは多分1万人を越えるだろう。中には、部下の家族みたいなものまで入る。待てよ、そうすると取引先の従業員の家族とかも情報としては入ってくるだろうから2〜3万人はいるかもしれない。仮に2万人としよう。

 

その中に、新型コロナにかかった人の情報はせいぜい30人である。また重篤になった人、亡くなった人に関する情報は今のところゼロである。こんな状態で、自分の身に新型コロナの恐怖が迫っているとはとても思えない。

 

自分の身の回りでは600人に一人が罹患か。日本人は1億2千万人だから600人に一人なら20万人が罹患したことになる。報道によれば検査陽性者数累計は150万人だからオーダーは一桁違うが。まあ、数十万人から百数十万人ということなんだろう。数百人に一人が検査陽性になるけれどもほとんどは軽症、ということだ。死亡者数は検査陽性者数の百分の1だから、2年近くかかって人口の1万人に一人しか死なない病気でしかない。となれば例年1万人以上が亡くなる普通のインフルエンザよりも軽い病気と客観的にはなる。

 

だから必然的に、なんでこんなものの予防のために国費を使ってワクチンを打たなければならないのか、という発想になる。無駄遣いだろう、と。

 

ところがテレビと新聞の向こう側では全く違う世界が展開されてきている。こんなに恐ろしい病気はないのだ、というのだ。

 

強烈な違和感を感じる。

 

しかし、世界中でそうらしいから、世界中のメディアはおかしいみたいだ、と思い始めた。特に、こんな病気は大したことないですよ、という発言が一切出てこないことがさらに疑念を拡大する、という負のループが自分の中に生まれてきた。